三寒四温の季節もそろそろ終わり、
夏が近づいてきました。
本格的に暑くなる前にお散歩やお出かけを楽しみたい!
ですがこの季節、皆さんを困らせているのがダニ問題ではないでしょうか?
草むらに入ってはいけない。
噛まれると痒みが出て感染症にかかるかもしれない。
など、気を付けなくては!と思いますよね。
実はダニというのは、草の先端で手を広げて待っているってご存知でしょうか?
草むら、というほど草に入らなくても、先端にちょっと愛犬の被毛が擦れただけでも十分飛び移ってくる可能性があるのです。
また、感染症というのは愛犬だけがかかるものではありません。
人も共通してかかるものがありますので、予防・対策はヒトも一緒に行う必要があります。
- ダニは手を広げて、獲物を待ち構えている!?
- マダニの生態について
- ズーノーシス(人獣共通感染症)
- 噛まれたら病院へ
- 日頃の対策
- イリオスマイルには虫対策商品もあります!
ダニは手を広げて、獲物を待ち構えている!?
実はダニというのは草の先端にいて、通りかかる人や動物を待ち構えているのです。
先端で座っている、バンザイしている等と表現されます。
このバンザイの姿勢のせいで、草むらに入り込まなくても、草の先端と被毛の先端が触れただけでも
体に移動してくると考えられているようです。
マダニの生態について
マダニは、クモ目に属する寄生性の動物で、
哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類などの動物に寄生します。
吸血性の寄生虫で、野生動物やペット、そして人間にも寄生します。
対象の皮膚に頭ごと刺し、血液を吸うことで栄養を得るのです。
吸血する期間はおよそ数日から数週間。
一度寄生すると、マダニは寄主から離れることなく血を吸い続けます。
寄生する際に病原体を体に持ち込むことがあり、多くのズーノーシス(人獣共通感染症)の媒介者として知られています。
ズーノーシス(人獣共通感染症)
動物から人へ共通してかかる感染症をズーノーシスといい、
ペットと暮らす方にとって身近な感染症は狂犬病ではないでしょうか。
実は狂犬病以外にも恐ろしい感染症がたくさんあり、マダニが媒介すると考えられています。
共通してかかるものなので、愛犬だけを気を付けても防げません。
飼い主さまも一緒に予防をする必要があります。
ライム病
主に発熱、発疹、関節痛などの症状を引き起こし、進行すると神経系や心臓に影響を及ぼすことがあります。
バベシア症
バベシアという原虫をマダニが媒介するとして考えられています。
主に発熱、頭痛、筋肉痛、貧血などの症状を引き起こし、重症化すると内出血や臓器不全を引き起こすことがあります。
マダニ媒介脳炎
主に発熱、頭痛、倦怠感などの一般的な症状から、脳炎や脳脊髄炎に進行することがあります。日本では北海道で事例が報告されたことがあります。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
主に発熱、嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、下血などの症状を引き起こし、時に腹痛、筋肉痛、神経症状、リンパ節腫脹、出血症状などを伴います。
致死率はおよそ10~30%と言われており、近年日本国内で感染事例が多数報告されるようになってきた非常に危険な感染症です。
噛まれたら病院へ
ダニが付いてしまった!噛まれてしまった!
そうなってしまった場合は無理に引き離そうとはせず、すぐに病院に行きましょう。と聞いたことはありませんか?
実はダニは吸血する際に、皮膚の中に顔を突っ込むようにして血液を吸っています。
そのため、無理に引き離そうとすると表面上は取り除けたように感じても
ダニの身体の一部はまだ皮膚に埋まったままということがあります。
また、ダニの身体を引き離す際にダニが持つウイルスなどが体に入り込んでしまう場合もあるため、専門機関で対応するのが安心です。
噛まれ続けると感染症の他、対象の動物によっては貧血を起こし命にかかわります。
気が付いたらすぐに対応しましょう。
日頃の対策
こんなに恐ろしいダニがいても、お散歩には連れて行ってあげないといけませんね。
日頃から予防と対策をしていくことで、怖がり過ぎずにお散歩も楽しむことがきっとできます。
虫対策スプレーやこまめなブラッシング、シャンプーをすると、
ダニがついても吸血前に取り除くことが出来たり、万が一に時にもすぐに気が付くことができます。
シャンプーもこの時期は虫対策の物を選択してあげるとより良いでしょう。
ブラッシングをする際は、しっかりと被毛をかき分けて皮膚を確認するようにしてください。
特に鼻先や足、お腹周り、また首輪をつけっぱなしにしている場合は首輪周辺も要注意の箇所です。
服を着せるのも効果的です。
暑そうに感じてしまうかもしれませんが、服を着せることでダニが皮膚に到達するのを防ぐことができますので、
場合によって着せてあげると良いでしょう。
夏用の涼しい素材でできた服もありますので探してみてくださいね。
病院で専用の薬を処方してもらうのもおすすめです。
しかし、愛犬によっては体質に合わず、体調を崩してしまう場合もありますので、かかりつけの獣医師に良くご相談の上使用してください。
イリオスマイルには虫対策商品もあります!
イリオスマイルには自然由来の虫対策商品があります。
体に負担をかけ過ぎずに使用していただけるかと思いますが、
病院が扱う専用の薬のように強い効果を発揮することは難しいかもしれません。
愛犬の体調やお住まいの地域、お出かけやお散歩のコースで状況にあった対策を検討してくださいね。
ニームアロマシリーズ「ニームアロマクリーン200ml」ラベンダー
ニーム天然虫除け剤として知られていますが、葉からの抽出成分は抗炎症作用、殺菌効果が期待されます。
ニームアロマシリーズ「ニームアロマクリーン200ml」マンダリンオレンジ
ご愛犬の身体を考えて、全て天然成分で作った毎日使える、長く使える安心のオーガニックオイルスプレー
ニームアロマシリーズ「アーユルニームシャンプー200ml」
ニームは有機農業の防虫対策にとして使用されており、農作物に繰り返し忌避剤として使用しても動物等の哺乳類に対しては無害であるとされています。
参考:厚生労働省
この記事を書いた人
この記事を書いた人
スタッフ
中嶋香苗
関連記事