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もしも愛犬が迷子になってしまったら…

今は亡き、愛犬ジル(トイプードル ♂)がまだ若かった頃。
私は、ジルとミルク(トイプードル ♀)を連れて代々木公園に行きました。

私以外に友人2名が加わり、公園内で手作りのお弁当を食べ気分はピクニック。
芝生にレジャーシートを敷いてくつろいでいました。

しばらくて、少しお散歩しようということになり
私はジルとミルクのリードを持ち歩き始めました。

次の瞬間。
ジルのリードがするりと手から離れてしまいました。

たくさんの人やワンちゃんが楽しそうに遊んでいる広い公園でテンション爆上がりのジルは、
私の制止も虚しく…
わき目もふらずに一直線に前方に走っていきました。

私は、ミルクを友人に託し、全力でジルを追いかけました。

が、ジルはドンドン小さくなっていきます。

そして、木々が立ち並ぶエリアに入り込み見失ってしまいました。

「ヤバい…どうしよう…」

私は、大声でジルの名を呼びながら探し回りました。
通りすがる人に片っ端から声を掛け、
写真を見せながら「この子見ませんでしたか?」と、聞いて回りました。

しかし、目撃情報は一切出てきません。

必死で30分程探し回った頃でしょうか?

ふと見ると、木々が立ち並ぶエリアを全速力で横切っていくジルを見つけました。

『ジル~!!!!』

私は、自分史上最大の大声でジルを呼びました。
周りに何と思われようが関係ありません。

すると、その声がジルに届き、
ジルは我に返ったかのように90度方向を変えて
私に向かって走ってきました。

こうして無事にジルは私の元に帰ってきてくれました。

ジルの迷子時間は30分程でしたが、
私にはとてもとても長く感じました。

ジルも楽しくて走り出したものの、
気付けば私とはぐれ怖くなってしまったのでしょう。
必死で私を探し、走り回っていたんだと思います。

無事に見つかったから良かったものの、
もしも見つからなかったら…と思うと、怖くて怖くて仕方ありません。


そんなもう15年程前の出来事を思い出してしまうことが先日起こりました。

イリオスマイルのインスタをご覧下さっている方はご存じかとは思いますが…
1月1日の元旦。
スタッフ赤阪の愛犬 ジェイくんが迷子になってしまいました。

年末年始、赤阪は実家へ帰省するにあたり
愛犬のジェイくんと小麦ちゃんをかかりつけの動物病院のホテルに預けました。

そして1月1日の11時頃、
病院スタッフがジェイくんと小麦ちゃんをお散歩に連れ出した時に事件は起こりました。

帰省やご旅行などで、やむを得ず愛犬をホテルに預けることは誰しもあり得ることです。
その際、同じようなことが起こらないよう
この件の詳細をお伝えしたいと思います。

以下は、当日の様子を赤阪がまとめたものです。


2022年1月1日、新年早々にジェイ君に大変なことが起きました。

年末年始、私は大阪の実家に帰省をしていて、
小麦とジェイ君はいつもの獣医さん(都内)に預かって頂いていました。

1月1日13時過ぎに1件の電話が獣医さんより入りました。

先生「ジェイ君がお散歩中に逃げてしまいました…。」

私「え?」

先生「今スタッフみんなで探していますので、また改めてご連絡致します。」

そういって電話は終わりました。

初めは意味がわからず、頭が真っ白に。

お散歩中に逃げ出した?
なんで?どういうこと?!

状況をもう少し詳しく把握したいため、すぐに病院へ折り返し電話をしました。

しかし、起こった日にちは1月1日。
通常は休診日となっているため、もう留守番電話で繋がらず…。

すぐに東京へ戻ろうかとも考えましたが、
あまりにも状況がわからない&1歳の娘が居てはなかなか動きが取りづらく、
取り敢えず、折り返しの電話を待つしかありませんでした。

とはいえ、何もしないで待つなんて私には出来ず、
大阪からでも何かできないだろうかと必死に考えました。

そこでSNSでジェイ君の情報を拡散してもらう事にしました。

・預かり先の病院からお散歩中に逃げ出したということ
・ジェイくんの特徴
などをすぐにSNSにアップしました。

アップして間もなく、迷子犬の掲示板を運営される方から
「すぐに掲示板に掲載しましょう!」と連絡が入りました。

ワンちゃんが逃げ出した際、
その日の内に見つかるか見つからないかで状況が大きく変わるとのことでした。

「警察には連絡していますか?」
「保健所にもすぐに連絡しましょう!」
「チラシは作っていますか?」
「ポスティングを始めた方がいいです!」
等々… 愛犬が迷子になった際に必要なことを
半分パニックな私に丁寧に教えて下さいました。

本当に助かりました…。

特にジェイ君はイタリアングレーハウンドという毛が短く寒さにかなり弱い犬種。

どこか安全な場所に避難ができていたとしても、
夜の寒さを乗り越えられるかわかりません。

明るいうちに見つける事が出来るかが非常に重要となります。

そうこうしている内に時間は16時を回り、段々と日が落ちてきてしまいました。

そこへ病院から2回目の電話がありました。

先生「ジェイくん、まだ見つからないです…スタッフ総出で探してはいるのですが…」

私「どういう状況だったんですか?!」

そこでようやく逃げた時の状況が把握できました。

どうやら朝10時半頃に預かり先の病院からお散歩に出て、
30m程進んだところで、 小麦の持病「常同障害」が出てしまったようです。

小麦の障害は、何らかの刺激を感じると(人が気づかないような些細な刺激でも)
狂ったかのように吠えながら自分の尻尾をクルクルと回転しながら追い続けるものです。

そんな状態の小麦に気を取られている内に、
ジェイ君のハーネスがスポっと抜けて逃げ出してしまったとの事でした。

普段だったら、そんなに簡単に抜けることの無いハーネス。
どうして抜けてしまったんだろう?と私は不思議に思っていました。

しかし、よくよく話を聞いてみると、
着せていたお洋服が粗相で汚れてしまったようで、
お散歩の際にはお洋服を脱がせてハーネスを付けてしまっていたとの事でした。

…ということは、ハーネスが緩んで当然なんです。
イタグレは毛が短い分、冬は分厚目のお洋服を着せます。
その厚みが無くなると、そりゃスポっと抜けるわけです。

ハーネスを再調整してくれていれば問題なかったのに…。
そのままお散歩に出てしまったようでした。

私「え、てことはジェイは裸なんですか?!」

先生「…はい。」

いやいや、ちょっと待ってください。
こんな寒空の中、もう日が暮れそうなこの時間、ジェイ君は裸のまま過ごしているんですか!

信じられませんでした。
この寒さ、命にかかわることです。

その上、私に最初の連絡があったのは13時過ぎ頃。

実際に逃げ出していたのは朝10時半頃。

どうしてもっと早く連絡をしてくれなかったのだろう…。
病院に対して不信感しかありませんでした。

とはいえ、病院を責めてもジェイ君が戻ってくるわけではありません。

私はひたすら友人やSNSに拡散、捜索依頼の発信をし続けました。
そんな発信に気づいてイリオスマイルのスタッフも総出で探してくれました。

時間が経つこと19時頃。
辺りはもう真っ暗です。

私は最終の新幹線で子どもを連れて帰ろうか真剣に悩んでいました。
(今回車で帰阪してしまったため、 夜中に主人と車を飛ばして帰る予定も立てていました。)

なかなか有力な情報は得られず…。

そんな時、ふとSNSを見ると、思いもよらない拡散数が…!!
1000を超えるシェア、500を超えるメッセージの数。

SNSは、お会いしたことの無い見ず知らずの方がほとんどの世界です。

それにもかかわらず、皆さん我が子の事のように考えて下さり、
ご心配頂き、たくさんのシェア、メッセージを頂きました。

また、預かり先の病院近くにお住まいの方、
ジェイ君のお散歩コース近くの方、
私の現住所近くにお住まいの方などが遅い時間までずっと探してくれました。

「警察署にもう一回見に行ってきますね!」
「イタグレのコミュニティでも聞いてみますね!」
「お散歩中の方みんなに探してもらうよう伝えますね!」
「タクシーにも聞いて回りますね!」
…などなど。

見ず知らずの私達のためにです…。
本当に感謝しかありませんでした。

そんな中、子どもが21時頃から愚図り出し、新幹線の最終でも帰ることができず…。

とりあえず夜中に車を飛ばして帰るしかない!
そんな事を考えていた時のことです。

インスタグラムに1件のビデオ連絡が入りました。

「ジェイ君、見つかりましたよ!!」

そこに映るのは 温かい毛布に抱っこされているジェイ君でした!!

・・・・

良かった~~!!!

それは紛れもなく可愛い可愛い我が子のジェイ君!

涙が溢れて止まりませんでした。

ジェイ君は、逃げ出した場所から そう遠くはない団地ベランダ下に小さく丸くなって居たようです。

寒くて、暗くて、 独りぼっちで怖かったんだと思います。

幸いにも体調に問題なく、無傷の状態でした。

見つけてくださった方には、感謝をしても仕切れません…。

温かい毛布をご用意して頂き、お腹を空かしているだろうとおやつまでご用意頂いておりました。

また、その他にもSNSに拡散をして頂いた方々、
実際に探しに出てくださった方々、
イリオスマイルスタッフのみんな、
たくさんの方のご協力があってこそ、
今回ジェイ君は無事に戻ってくることができました。

新年早々、お正月のご予定がある中にもかかわらず、
見ず知らずの私達のために日付を跨いでまで、
本当にたくさんの方にご協力を頂きました。
本当にたくさんの優しさに触れる事ができました。

ジェイ君は本当に愛されているんだなぁと。
また、こんなにも自分の事のように心配してくださる方がいらっしゃるのだなぁと。

今回無事に見つかったから、皆さんにこのようなご報告ができています。

これがもし見つかっていなかったら…
ジェイ君の身にもしもの事があったら…と考えると、とても恐ろしい事件です。
(実際に同じ日に逃げ出した子が悲しいお知らせとしてご案内されている投稿もありました…。)

本当にご協力いただいた皆さまのおかげです。

イリオスマイルのお客様もたくさんジェイ君の捜索にご協力頂きました。

この場をお借りして、感謝申し上げます。
本当に本当に本当にありがとうございました。

現在、ジェイ君は元気いっぱいです。
へそ天、爆睡をしている姿を見てこんなに当たり前の事がこんなにも幸せな事なんだなぁと感じています。

 

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今後こういった事は二度と起こってほしくないです。

大切な我が子を信頼して預けているにもかかわらず、逃がしてしまうなんて。

とはいえ、こういった事は今回の預かり先だけにかかわらず、どのホテル・病院でも起こりえる話です。
もちろん、起こらないように万全の対策を行う事は当たり前のこと。

ただ、その預け先が本当に信頼のおける所なのか、
私たちオーナー側も事前にしっかりと見極める必要があると感じました。

大切な我が子のためです。
今回の事件をご参考にして頂けますと幸いです。


私は、大晦日から体調を崩し寝込んでいたのですが、
しっかり静養をとったことで随分体調が回復してきた1月1日の18時頃。

ふと見たインスタで、我が目を疑うような投稿が目に飛び込んできました。
それが、赤阪がジェイくんを探している投稿でした。

え?ジェイくん?私の知っているジェイくんが行方不明??

私は即座に赤阪に連絡を取りました。

そして、居ても立っても居られずジェイくんを探しに行くことにしました。
スタッフの飯田も探しに行ってくれることになり、
仕事帰りの主人も合流してもらい三人で捜索活動を開始しました。

しかし、私たち三人にとっては初めて降り立つ場所。
全く土地勘もありません。
どこをどう探せば良いのかさっぱり分かりません。

しかも、その時はまだ情報も少なく
・どこでいなくなったか
・どっち方面に逃げたか
それだけしか分かりませんでした。

とにかく逃げたと言われる方面から、
預け先の動物病院までを二手に分かれて捜索しました。
が、見つけ出すことが出来ませんでした。

動物病院へ様子を伺いにいくと、
同じように捜索して下さっていた方々が何人も集まっていらっしゃいました。
(見ず知らずの子を、この元旦の夜に捜索して下さる方々がこんなにもいらっしゃるのかと
心が温かくなると共に感謝の気持ちでいっぱいになりました)

そこで、より詳しい情報を得、さらに捜索活動を続けました。

逃げ出した場所だけでなく見失った場所も分かり、
そこは地元の方にお任せして、
私たちは赤阪が以前住んでいた場所(病院から徒歩30分くらいの場所)方向を探すことにしました。

その後、念のため電車で移動して現在住んでいる家周辺を探しました。

しかし、見つけ出すことはできませんでした。

終電が近くなってしまったので、
その日の捜索は終了し、また明日捜索しようと帰路につきました。

まもなく家に付くという頃、嬉しい知らせが飛び込んできました。

「ジェイくん見つかりました!」

ごはんも食べず、
病み上がりでヘトヘトだった私ですが、
一気に活力がみなぎりました。

あぁ~本当に本当に良かった。

こうして、私たちの捜索活動は終了致しました。

今回の件を聞いた時、真っ先に思ったのは「ダブルリードしてなかったの?」
と、いうことです。

私は以前ホテル運営をした経験があります。
お預かりしている子に怪我をさせたり、
お散歩中に逃がしてしまったりすることは禁物です。
細心の注意を払っていました。
お散歩に行く際は必ず二重リード&複数人で出かけるようにしていました。

お預かりされる側も十分注意されているかと思いますが、
今回のジェイくんのケースは、明らかにホテル側の過失です。

そしてこうした事件は、ジェイくんだけに限らず
少なからず全国で起こっていることでしょう。

だからこそ、お預けする際はどのような体制で運営されているかをしっかりと確認し、
本当にそこに我が子を安心してお預けできるかを私たちが判断する必要があります。

・お預け中、愛犬はどこで過ごすのか?
⇒サークルやケージのサイズは?
どれ程の時間をその中で過ごすのか?
ずっと入れっ放し?

・滞在中フリースペースで過ごす時間はあるのか?
⇒その際、他のワンちゃんと一緒か?
スタッフは一緒か?

・滞在中お散歩は一日何回、何分程か?
⇒その際ダブルリードか?
何人態勢なのか?
他のワンちゃんは一緒か?

・万が一のことが起こった際、どのような対応をしてくれるか?
⇒体調が悪くなったり、怪我をしたら?(獣医さんがすぐに診てもらえる体制があるか?)
行方不明になったら?(すぐに連絡をくれるか?どのように捜索するのか?)

・夜間は人がいるのか?いないのか?
⇒夜間、スタッフ不在になるところは多いです

・webカメラで滞在中の愛犬をチェックすることはできるか?
⇒Webカメラシステムを導入してくれていると安心感はアップします

中には、お散歩中の脱走防止に「お散歩はさせない」
という選択をされるオーナー様もいらっしゃるかと思います。
しかしその場合、もしかしたら愛犬は小さなケージに入れられっ放しで
数日を過ごすことになるかもしれません。

お散歩の代わりにフリースペースや(しっかり対策の講じられた)屋上などで
遊ぶ時間を取って頂けるなら良いですが、
それもなく閉じ込められるだけの場合は大きなストレスになる可能性もあります。
(行方不明になるよりは…というお気持ちは痛いほど分かりますが…)

これらのことを参考に、ご愛犬に最適のホテルを予め探しておくと
急にお預けが必要になった際安心して預けることができるかと思います。

そして、万が一愛犬が迷子になったら
・警察に届ける
⇒最寄りの警察署だけでなく、近隣の警察署も。

・保健所にもすぐに届ける

・チラシを作る
⇒ポスティングやあらゆる場所に貼る

・SNSで拡散する
⇒今回、SNSのすばらしさを痛感しました。
インスタ、Twitter、Facebook等々…を駆使して情報を拡散する。
その為にも日頃からSNSのアカウントを持ち活用しておく。
自分でできない際は、すぐにお願いできる人を見つけておくと良いでしょう。

今回のジェイくんのことをきっかけに、
改めてワンちゃんネコちゃんの迷子対策を真剣に考えています。

2022年6月以降、ペットショップやブリーダー経由でワンちゃんを迎えられる場合
マイクロチップの装着が義務化されました。
これはこれから迎えられる場合を対象としており、
既に飼われている子への装着は義務ではありません。

しかし、このように迷子になった場合を想定して
マイクロチップの装着を検討されてみても良いかと思います。

また、どれだけマイクロチップを装着していても
マイクロチップリーダーがなければ情報を読む取ることができません。
つまり、私たちが迷子犬を保護しても飼い主さんを知る手段はありません。

そのためにも、マイクロチップ+迷子札でもしもの時の対策をされることが
より望ましいのではないかと思います。

今後、イリオスマイルでもそうした際に役立つアイテムを開発中です。
完成した際は、改めてご案内させて頂きますね。

いつ同じようなことが自分の身に起こるか分かりません。
今回の件が少しでも参考になれば幸いです。

この記事を書いた人

この記事を書いた人

川口 志穂

株式会社イリオスマイル 代表取締役

川口 志穂

ワンちゃんの健康を第一に考え、安心・安全・美味しい自然派ごはんとおやつを厳選しております。ご愛犬の食生活やワンちゃんとの生活でお困り事・悩み事などございましたらお気軽にご相談くださいませ。

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