ペットショップに行くと色々な種類のドッグフードが売られています。
価格の安いものから原材料にこだわったものまでどれを選んだらいいのか分からなくなるほどです。
「ドッグフードなんてどれを買っても変わらない」と思っているとしたら、それは大きな間違いです。
私たち人間が口にする食品と同様に、ペットフードでもただ安いことだけをPRしている商品には、
それなりの理由があるからです。
今回は、価格ではなく、原材料や品質を意識したドッグフードの選び方について解説致しましょう。
◆安さの理由を探ってみましょう
スーパーやホームセンター、あるいはドラッグストアなどで、セールの目玉商品として
売られている商品では、安さの理由としてメーカー協賛だったり、競合店との値引き競争だったり、
あるいは品質保持の期限が迫っていたり、在庫処分品だったり…など
ちょっと調べてみればその理由が判ってきます。
そんな中で気を付けたいのが、極力原価を抑えて、最初から安さだけを売り物にしようとしている商品です。
ペットフードの例では、とにかく安く売るために、原材料として使用されているお肉の中に、
「人間が食べる部位以外の肉」、つまり「廃棄用」や「残さ」と呼ばれるものがメインになっているものが少なくありません。
中には、「4Dミート」と呼ばれるランクの肉なども含まれる場合があります。
「4Dミート」は、最低ランクの肉のことです。
肉はランク分けがされており、1ランクは霜降りなどの1番品質の良い肉です。最低の9ランクの肉は
「Dead(死んだ動物の肉)、Dying(死にかけていた動物の肉)、Diseased(病気の動物の肉)、Disabled(身体の一部に障害がある動物の肉)」のことを指します。
それらを骨ごと粉砕し、ミンチ状態にして栄養成分を整えるために、食品添加物や薬剤を
大量に混ぜ合わせているなどのケースがあります。
◆基本は、安全に、そして安心して与えることが出来るドッグフード選び
パートナーの中には、愛犬の健康を気遣うあまり「犬に食べさせてはいけない食べ物」を
必死で調べています。
インターネットなどで調べれば調べるほど、あまりに多くのものが検索されるため、
ついには何を食べさせればいいか分からなくなることもあります。
最初に述べたように、ただ安いだけで品質が劣るドッグフードがある一方で、
最近では無添加で国産の原材料を使用したものも多く出回るようになってきました。
つまり、人間でも食べられるような、安全で、高品質で、栄養価も高く、安心して与えることが出来るドッグフードです。
そもそも、犬は昔から人間とともに生活をしてきて、人間とともに食事をとっていました。
まさに家族の一員なのです。
だからこそ、ドッグフード選びについても人間が食品を選ぶのと同じ視点に立って
選んでみてはいかがでしょうか?
◆愛犬の体調にも気を配りましょう
人間が毎日食品スーパーなどで、「今日は家族に何を食べさせようか」と考えることと同様に、
愛犬への食事にも、愛犬のその日の体調などに合わせたものを選ぶことが当たり前になってきています。
新鮮なお肉を使ったドッグフードを安全に保存するためには、法律で認められた添加物も多少必要になって
くる場合もあります。
その含有量や栄養成分などにも知識を持つことが大切です。
原材料を知ると共に、品質保持に必要な含有添加物の名前や適量なども勉強しながら、愛犬と末長く
楽しく、そして、パートナーと愛犬がお互い健康的に毎日を過ごせることを願っています。
◆まとめ
インターネットや本で調べて、愛犬に少しでも良いものを与えたいと考えているパートナーさんは多いと思います。
ドッグフードの選び方も重要になってきます。
ドッグフードの選び方として、
- 化学薬品、合成着色料を含まないものを選ぶ
- なるべく国産のものを選ぶ
- 原材料、原産国情報を開示しているものを選ぶ
- 使用している原材料を細かく明記してあるものを選ぶ
このような点に注意しながら選んでみてはいかがでしょうか?
「あれはダメ」「これはイイ」と勝手に判断して、ただ制限するだけではなく、
どんな物を食べさせたら、愛犬の今の体調に合うのかなどよく吟味してみて下さい。
この記事を書いた人
この記事を書いた人
株式会社イリオスマイル 代表取締役
川口 志穂