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≪成分表読めますか?≫愛犬の安全なドッグフードの見分け方を解説!

◆成分表読めますか?安全なドックフードの見分け方

2007年3月、中国で製造されたペットフードを継続して食べた多くのイヌやネコが死亡したという事件の
報道が米国でなされました。
死因は腎不全でした。
このペットフードに含まれていたのはメラミンという有機化合物でした。
樹脂化されたメラミンは耐水性、耐候性、耐摩耗性に優れているため、様々な工業製品の材料だけでなく
接着剤や塗料の原料として使用されます。

ではどうして、食品でも食品添加物でもない有害物質であるメラミンがペットフードに混入されて
しまったのでしょうか?


◆ペットフード安全法成立の背景

メラミンを使用すると成分検査時にタンパク質含有量が実際の数値よりも高く表示される場合があります。
食品中のタンパク質の含量は、通常、食品に含まれる窒素の量を測定して求めますが、メラミンは窒素を
多く含むことから、メラミンを混合することで、たんぱく質の含量を実際より多く見せかけていたのです。

また中国の事件では、牛乳にメラミンを混入し牛乳のタンパク質の含量を実際より多く見せかけようと
していました。
この事件を引き起こした地域では、もともと生乳の出荷量をかさ増しするため、生乳に水を加えていました。

しかし、水を加えることでたんぱく質の濃度が低くなることから、それをごまかすためにメラミンを
混合したのです。

ペットフードの場合には、原価の高い肉類の使用を抑えながらタンパク質の含量を維持するために、
有害物質であるメラニンを使用したのです。

問題となったペットフードは主に米国で販売され、その一部は日本にも輸入されました。

この事件がきっかけで、日本でも「愛がん動物飼料の安全性の確保に関する法律」(ペットフード安全法)が
成立し、平成21年6月1日から施行されたのです。
この法律によって日本国内で流通するすべての犬猫用のペットフードには添加物を含む原材料を表記すること
が義務づけられました。

人間の食の安全を守る法律は食品衛生法、そして、牛・豚・鶏などの家畜類は家畜飼料安全法によって
守られてきました。
しかし、ペットフード安全法の施行前にはペットの食の安全を守る法律はありませんでした。
また、日本国内で流通されているほとんどのペットフードが米国からの輸入品であることもあり、
その実態について私たち消費者はほとんど知らされておりませんでした。


◆ペットフードの中身について

これまでは、ペットフードの材料には何が使用されているかその実態はほとんど不明でした。
特に主原料である肉類には畜産副産物と呼ばれる食肉加工後の残部位や肉骨粉由来の油脂類などが
多く使用されていると言われていました。

ペットフード安全法は添加物を含むすべての原材料の表示を義務化しましたが、
これらの使用を禁止した法律ではありません。
また、酸化防止剤や防カビ剤の使用制限基準量もAAFCO(米国飼料検査官協会)に準拠しているため、
私たち人間の基準とは大きく異なります。


◆ペットフードに添加物が多く含まれる理由

ペットフードに添加物が多く含まれる理由は、メラニンの例でも紹介したように原価を抑えるために
安い畜産副産物などを主原料として使用しているからだと考えられます。
特に動物性脂肪や動物性油脂は加工段階から酸化が始まります。
植物性より早い酸化を抑制するために酸化防止剤が使用されます。

ペットフードの酸化防止剤として使用されることが多いエキトシン、BHA、BHTですが、
これらは食品衛生法では一部の食品の製造過程での使用を除き原則的に使用が禁止されております。
エトキシンは害虫駆除剤や除草剤の原料としても使用されるダイオキシン系の化学合成化合物であり、
BHA、BHTは本来石油やガソリンの酸化防止剤として使用されています。
つまり、これらは発がん性が確認されている毒性の強い添加物なのです。

ペットフードの主要5成分は粗タンパク質、粗脂肪、粗繊維、粗灰、水分です。
ドライフードであっても含有水分がカビと腐食の主な原因となります。
また、多くのペットフードは開封してから一定期常温保管されますので、アフラキトシンなど強力な
防カビ剤が添加されます。


◆表記のからくり

ペットフード表記の規則では、原料の使用量の多い順に表記することになっています。

それでは、実際に今あげられているフードのラベルをチェックしてみてください。

一番最初に記載されている原料は何ですか?
肉類(鶏・牛など)かもしれません。
しかし、そこには表記のからくりがあるかもしれません。

分かり易いように「とうもろこし」を例にしてみましょう。

  • とうもろこし
  • とうもろこし粉
  • コーングルテン

など様々な表記があるかもしてません。
しかし、実はみな同じとうもろこし原料です。

ではなぜ表記を分けるのか?

それは、主原料を「肉類」に見せかけるためです。

分けずに「とうもろこし」とまとめて表記すると、肉類より割合が多くなり第一表記をしなければ
ならなくなるのを避けるために、あえて細かく分けるのです。

ペットフードは原価を下げる為に、コストの高い肉類よりも、穀物が主原料の場合が多々あります。
しかし、肉類が一番の主原料だと見せかけたい、それがこうした表記のからくりに表れているのです。

同じ原料を細かく分けて表記していたら、そのフードは見直した方がいいかもしれません。


◆まとめ

ペットフード安全法によって人間や家畜と同様に犬や猫の食の安全性についても法的整備が
行われるようになりました。
特に添加物を含む原材料の表記が義務づけられたことは、これまで多くの謎に包まれていた
ペットフードの中身について知るきっかけになるでしょう。

しかし、家族であるペットの食の安全性を守るためにはそれだけでは不十分です。
現実には人間には使用が禁止されている酸化防止剤などの添加物がペットフードには使用されています。

だからこそ、商品を購入する際は原材料・添加物一覧をチェックし、愛犬にとってより安全で安心できる
ものを選ぶようにしたいですね。

この記事を書いた人

この記事を書いた人

川口 志穂

株式会社イリオスマイル 代表取締役

川口 志穂

ワンちゃんの健康を第一に考え、安心・安全・美味しい自然派ごはんとおやつを厳選しております。ご愛犬の食生活やワンちゃんとの生活でお困り事・悩み事などございましたらお気軽にご相談くださいませ。

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