高級食材キャビアで有名なチョウザメですが、実は身の部分にも旨味たっぷり、栄養も豊富に含んでいるのをご存知でしょうか?
その美味しさから、ヨーロッパでは「ロイヤルフィッシュ」、中国では「エンペラーフィッシュ」と立派なネーミングがつけられるほど、高級食材として珍重されています。
キャビアだけではない、チョウザメの食材として魅力をご紹介いたします。
チョウザメは高栄養価
コラーゲン
チョウザメはコラーゲンをたっぷり含んだ白身の魚です。
あまりにもコラーゲンが豊富なため、お刺身にして食べるとゼラチン質のような弾力性を感じられると言われております。
カルノシン
カルノシンとはアミノ酸の一種であり、主に筋肉や脳、神経、その他組織様々な組織に作用します。
細胞の健康を維持し、老化などのダメージから細胞を守る、抗酸化作用が期待されます。
ヒトの持久力や瞬発力のような運動能力にも関与する成分で、他の魚よりもダントツに多く含まれているといわれています。
また、カルノシンは「旨味」を出す栄養素でもあり、チョウザメの美味しさをより引き出してくれます。
オメガ3脂肪酸
チョウザメは多くの種類の不飽和脂肪酸を含み、特にオメガ3脂肪酸が豊富です。
オメガ3脂肪酸は心臓血管の健康をサポートし、炎症を抑制する助けになります。
体内で合成できない必須脂肪酸であるオメガ3脂肪酸(EPA、DHA)は一般的に「青魚」に多いとされていますが、チョウザメは青魚に負けず劣らず多く含んでいます。
アミノ酸スコアが高い
アミノ酸スコアとは、必須アミノ酸のバランスを評価したものを指します。
100に近いほど良質なタンパク質食品とされ、チョウザメは90近いとも言われており、
非常に優れたタンパク質食材であると考えられます。
ビタミンDが豊富
丈夫な歯や骨をつくるビタミンDが多く含まれています。
ヒトと違いワンちゃんは日光浴で紫外線からビタミンDをつくることができないため、食事から摂取する必要があります。
ペットフードとしてのチョウザメ
イリオスマイルではチョウザメの魚肉と軟骨の部分を使用したレトルトを販売しております。
癖はなく、非常に嗜好性が高いのでごはんの食いつきが悪い、シニア期の栄養補給として大変おすすめです。
また、チョウザメは淡水で生活する淡水魚ですので、海水魚だと塩分が気になる…そんな子にも安心してお召し上がりいただけるのではないでしょうか。
宮崎県産 チョウザメのちから 100g
魚肉の形が多少残って水分もしっかりある粒状タイプと
トロッとしたペーストタイプの2種類ございます。
ヒトの食材として
チョウザメは一般的に高級食材とされており、その栄養価の高さから健康志向の強い方は注目している食材です。
ただし、チョウザメは一部の地域で絶滅の危機に瀕しているため、食材として提供される際には持続可能な漁業法を守ることが重要です。
そんなチョウザメを全国で初めて人工種苗生産に成功したのが宮崎県です。
絶滅が危惧される天然チョウザメに依存しない完全養殖の技術を確立し、今ではチョウザメの飼育尾数が日本一となるほどになりました。
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スタッフ
中嶋香苗