歴史
コーギーという犬種は、ウェールズ地方に起源があり、特にウェルシュ・コーギーとして知られています。
コーギーの語源はウェールズ語で “cor” が “小さい” 、「gi」が「犬」を意味し、小型の牧羊犬という意味を持つと言われております。
コーギーの歴史は古く、牧畜犬としての役割から始まり、その愛らしい姿勢と前向きな性格により、王室の愛好家はじめ多くの方に愛されています。
イギリス王室とは歴史が古く、長い間愛されて度々記録にも登場しているとのこと。
牧畜犬とは、
羊や牛を誘導、管理、護衛などの役割を担う仕事をしていた犬種を指しますが、その中でもコーギーは牛を誘導するような役割があったと言われています。
牛を追いかけ、踵を噛むことで誘導していたといわれています。
コーギーの品種は主に2つ
・ウェルシュ・コーギー・ペンブローク:
短い尾を持ち(断尾)、王室にも愛され、イギリスの女王エリザベス2世が飼っていたことで有名です。
・ウェルシュ・コーギー・カーディガン:
尾は長い。 歴史的にはウェルシュのカーディガンシャー地方で育てられていたといわれています。
性格
牧畜犬であったコーギーは自分で状況を判断して行動する知的さ、また不審に感じたものに立ち向かおうとする、慎重で勇敢な性格を持つ傾向にあります。
陽気で社交的な性格で、忠実さも持ち合わせており、現代でも家庭犬として大変人気の犬種です。
しかしながら、その知的かつ勇敢な性格が時に問題行動に繋がる場合があり、頑固な側面を持つためトレーニングをしっかり行う必要があると考えられます。
非常に体力があり、エネルギッシュな犬種です。そのため、室内飼育が多い日本では運動不足によるストレス行動や肥満などが見られる場合があります。
日々のお散歩や遊びに加え、積極的に身体を動かす機会を設けてあげることをおすすめします。
身体的特徴
小柄な体格:短い脚が特徴で、後ろから見たお尻はまるで食パンのよう。
牧畜犬として牛を追うにあたり、牛に蹴られないように体高を低くしたという説があります。
尾:ペンブロークは断尾し、短くしている傾向にあります。
牧畜犬として活動する際、牛や羊などと接触中に尾が挟まれて怪我をしないようにするための安全対策として行われました。しかしながら近年では動物愛護の観点から、断尾そのものが見直され始めています。
耳:立ち耳。耳が立っていることで周囲の音をしっかり拾えます。
被毛:ダブルコートで優れた防寒性があります。比較的短く、毛色には様々なバリエーションがありますが、オレンジ、やトライカラー(黒、白、タンの組み合わせ)が一般的です。ダブルコートのため密度が高く、抜け毛が多い傾向にあります。
変性性脊髄症
変性性脊髄症(Degenerative Myelopathy、DM)は痛みを伴わず、ゆっくりと進行する脊髄の疾患です。
近年ではウェルシュ・コーギー・ペンブロークでの発生頻度が高く、注目されています。
残念ながら、現時点では治療法は確立されておりません。
しかしながら、早期発見、また適切なケアで、発症後も穏やかに過ごすことができると考えられています。
コーギーの変性性脊髄症は、一般的に後ろ足から始まる症状が特徴です。
初期の段階では、後ろ足のふらつき、引きすり、歩行が安定しないなどの症状がみられることがあります。進行していくと前足や首に広がることで呼吸がしにくくなると言われています。
呼吸に障害があらわれることで、呼吸不全となり、発症後はおよそ3年と言われます。
原因不明の疾患のため、予防することは困難ではありますが、知識として知っていると初期症状に気が付けるかもしれません。
おすすめおやつ
低脂肪、低カロリーなおやつ
エネルギッシュな犬種で、食欲も旺盛、そのため肥満に気を付ける必要があります。
おやつを選ぶ時には低脂肪・低カロリーを意識して選んであげるとよいでしょう。
オーストラリア産 カンガルージャーキー
味が牛肉に似ている上に柔らかく癖もないカンガルー肉。そのままスライスした噛み応えと旨味のあるおやつです。食い付きは抜群でバリバリッと美味しそうに食べてくれます。
福岡産 天然鹿の干し肉
福岡県の大自然に囲まれた場所で育った天然鹿を使用。噛めば噛むほど、お肉の味が口の中にじゅわーっと広がります。
関節サポートにおすすめ
長い胴を持つため、ヘルニアなどに注意が必要です。日々の食事からグルコサミンやコンドロイチンを意識すると、関節のサポートに役立つと考えられます。
天然ハーブ育ちモンゴル産 馬肉ミニチップ グルコサミン
馬喉軟骨100%で作った1円玉サイズのチップであげやすく、ちょっとしたご褒美におすすめです。
気仙沼産 サメジャーキー
宮城県気仙沼港で水揚げされた 青ザメを水揚げ直後に処理し、丁寧に低温乾燥させました。旨味のある香りで嗜好性もバッチリです。
噛むことが好きな子へ
牛を追いかけ、踵を噛むことで誘導していた歴史を持つコーギーはアゴの力も強く、噛むことを好む子が多いようです。噛むという行動でストレス発散、また歯磨き効果も期待できます。
鹿児島産 サメ軟骨
鮫の背骨軟骨をジャーキーにしてあります。硬すぎず、柔らかすぎずのちょうど良い噛み応えのおやつです。
北海道産 蝦夷鹿骨(げんこつあり・なし混同)
北海道産の蝦夷鹿肉をそのままシンプルなおやつにしました。小型犬から大型犬まで満足の硬さで、しっかりカジカジできてデンタルケアにもおすすめ!
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スタッフ
南茂智由喜